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精油の化学 [香]

ちゃんと記録しておこうと思っているイースター島のことはちょっと横においておき・・・。今日、ついにクリスマスの頃から始まったアロマのインストラクター特別集中コースが終わりました!朝10:30から17:00まで、宿題やテスト、発表もあり、本業が一番忙しい1月にはキツかったけれど、終わってみると楽しかったです。アロマはリフレッシュできるし、精油を使って化粧水やリップクリームを作るのが楽しくて、それはそれで特別に勉強しなくても、本を見ながら十分楽しめます。でも、もう一歩踏み込んでみると、ムズカ楽しい!

私は文系人間なので、「化学」は高校の授業以来、全く触れることも近寄ることもありませんでした。(でも、高校の化学の先生は大好きだったので、他の理系科目よりは頑張ったけれど[黒ハート]
そんな化学の勉強がアロマインストラクターには必須なのです!始めは見慣れない化学式や原素や分子のお話、有機化合物の分類とか、そのヘンテコな名前(テルペンとかケトンとか)・・・もう、目が点!でも、講師の先生が私のような理系ダメダメ人間でも何とか理解できるように、図を使ったり、わかりやすい例えで、教えて下さり、少しずつわかるようになってきました。(脂肪族化合物の炭素骨格は「蛇」、芳香族は「亀」、テルペン系は「馬」とか・・)そして、最終日の今日の特別講演では香料会社でお仕事をされている化学の専門家の先生のお話を伺いました。そこで、ラベンダーやクラリセージの精油成分であるリナロールの香等を嗅がせて頂いたのですが、精油としてその他の成分と合わさった香と、その成分だけの香の違いがとてもおもしろかったです。時間があればもっともっと他の成分の香も知りたかったデス。

そして、今日、一番「なるほど~」と思ったのはフィトンチッドという化学物質。植物は自ら移動できないので、ケミカルコミュニケーションといって、化学物質を放出することにより、他の植物に危険を知らせたり、害虫の被害を受けた時にその天敵を呼んだりするそうです。その中でフィトンチッドは樹木が傷つけられた時に発する化学物質で、いわば相手を攻撃する物質なのですが、これが人間には気持ちのよい森林の香としてリラックス作用があるそうなのです。森林浴が気持ちがいいのには、単に環境がいいからだけではなく「化学の力」もあったというわけです。

その時、私はイースター島で感じた体中が浄化されるような感覚を思い出しました。イースター島はパワースポットだというのを見聞きしたことがありますが、そのパワーの源は自然なのではないかなぁと私は思うのです。透き通った海と風。広々とした草原。そして太陽。そこにいるだけで心の底から幸せだなぁって思えるような場所だったのですが、きっと自然が静かにケミカルコミュニケーションを沢山していたのでは!??そして私は気づかないうちに自然から沢山のよいエネルギーをもらっていたんじゃないかな。


なぁんて・・・最近、何をするにも習ったばかりのことを使ってみたくなるのでした。


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