幸せパズル Rompecabezas

昨日、映画の日だということに気づき、ちょっと予定を変更して『幸せパズル』を観に行きました。チラシを読んだときは、ステキな映画そうだなぁ～と思ったのですが・・・。

映画の中で話されるアルゼンチンのスペイン語はおもしろいし、マリアの家族のだんらんの場面に何気なくマテ茶が出てきたりするのはいいのですが、マリアに全く共感できず、見ていていや～な感じがしました。

広告ではマリアのだんなさんヒドイ人なのかと思ったけれど、それ程ではなく、一生懸命に働く普通のお父さんという感じ。息子たちも特別優等生でもないけれど、普通の青年。お金の苦労もなく、マリアは普通の幸せな主婦だと思います。でも、家族がいれば、全部が自分の時間ではないし、思い通りにならないこともあるでしょう。自分の好きな事＝パズルを家族に隠れて真夜中にしたりして、「主婦って大変だな～」と前半では思ったりしたけれど、家族に嘘までついて出かけたり、思っていることをぐちぐちと内に秘めている感じが好きになれませんでした。

そもそも、この映画のタイトルも、原作通り『パズル』にでもしてあれば、観た後にこれほどがっかりしなかったと思うのですが、わざわざ「幸せ」をつけて、いかにもハッピーな映画のように宣伝されると、「嘘つき！」と言いたくなります。この映画で幸せなのはマリアだけなのではないでしょうか・・・。それとも、この幸福感、専業主婦になったらわかるのかな？？？？？

コメント 6

へえ、そうなんですか。
タイトルを見て、いい感じだと思ったので、初級の生徒さんたちにまで
勧めてしまいましたよ。
そのクラスの生徒さんに毎年アルゼンチンに行ってる年配の男性がいて、
微妙に「う～ん」って反応をしてたのが気になってたのですが、
もしかして彼はすでに観たのかも？

専業主婦の幸せって何でしょうね。
なったことがないからわからないですねえ。

by でんでん (2011-10-02 19:44) 

でんでんさん、この映画、色々賞も受賞しているので、きっと好きな人もたくさんいるのだと思います。ただ、私の好みではないということなので、オススメされても大丈夫だと思います♪
by いえろ (2011-10-03 06:31) 

その後観てきたんですが、大会に家族は呼ばないんだ（あの状況では呼べない気もするけど）…とか、う～ん、あの一歩手前の関係のほうが美しかったな、とか、まあいろいろ思ってしまいました。でも、面白い映画ではありますね。ラストが唐突に終わった気がして「え、終わり？」と思ったのは、もう少し続くと思ってそのへんぼんやり観ていたからでしょうか。うかつでした。（汗）
by でんでん (2011-10-16 21:38) 

でんでんさん・・・そうなんです、あの内緒にしてしまうところとか、ちょっぴり逆ギレ？っぽいところとか・・・私は苦手でした。終わり方も確かにぼんやりしていましたね。
by いえろ (2011-10-17 06:54) 

家族も大会に行くって知ってて「見にいく！いつ、どこであるの？」とは
言わないんですね。
終わって帰ってきて（というか、その間に何やらありますよね…）、
「どうだったの」「勝った」「すごい」っていう感じの会話はたしかあったから、
逆に中途半端な気がしてしまいました。
だって、いくら料理には感謝しないと言っても、夫は彼女を愛してるわけで。
なのになのに、どうして大会は見にいかないの？？？って。
「行きたい」「いや、気が散るからやめて」とかだったらまあわかるんですが。
彼女が１人じゃなく、相棒がいて２人で戦ってることも知らない感じですよね…。
まあ、それも含めて「ちょっとどこかしら彼女に無関心な家族」という設定なのかもしれませんが。

by でんでん (2011-10-19 23:49) 

そうですか。私はあまりそこでひっかからなかったのですが、流石でんでんさん！大会を見に行くと言わなくても、特別ひどい無関心のようにも思わないのは、我が家でもきっと同じだからかな。家族がお互いに無関心な訳ではないのですが、それぞれ趣味がバラバラなので。。
by いえろ (2011-10-20 06:16)