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私が、生きる肌  La piel que habito [CINE]

先週、ついに『私が、生きる肌』を観ました。「ついに」というのは、去年、マドリッドに行った時、友人を誘ったら「あの作品は観なくていい」と却下され、その後ラテンビート映画祭でも見損ない・・・予告編を見ると何だか『テシス』みたいな恐ろしい映画にも思え・・・アルモドバル作品で、バンデラスも出ているし・・あぁ・・でも怖そう等、ぐずぐずしていたところ、同僚がつきあってくれる、と言うので先週のレディースディに観たのでした。

まず、想像していたほどには恐ろしい映画ではありませんでした。アルモドバル映画らしさ満載で、ストーリー以外の舞台の小物たちも凝りに凝っていて、映画の後、しばらくネット検索することになってしまいました。

まず気になったのは、外科医に誘拐されたビセンテが働いていたお店!お店の前の道、通ったことがある気がしてなりませんでした。でも、似た場所もあるし、確信するほどでもなかったのですが・・・そして調べてみたらサンティアゴ・デ・コンポステラの旧市街、Rúa do Vilarでした!数年前の夏休みに1ヶ月ほど滞在した街なので、やはり歩いたことのある道でした。ついでに、そこで撮影した日は2010年の8月。その年、サンティアゴ・デ・コンポステラはヤコブ年(聖年で、その年にサンティアゴを巡礼すると全ての罪が許される)特別な年でした。(ちなみに次のヤコブ年は2021年)。つまり、旧市街の撮影された道にあるお店はかきいれ時。ところが、そんな時に撮影のため、本来は大賑わいのはずの通りが封鎖されたので、お店の人たちは大ブーイングだったとか。。

と・・撮影はガリシアでも行われたのですが、さすが、アルモドバル!そこに使われる食器までガリシアのSargadelosを使っています。
salgadero.jpg
写真はコルーニャで購入したSargadeloです♪

俳優さんたちの衣装もSybilla, Adolfo Dominguea, Zaraなどスペインブランドが。映画の中で重要なアイテムになるワンピースはイタリアだけど(ドルチェ&ガッバーナ)。

もちろん、家のインテリアとして登場する絵画や音楽も、そして、外科医の自宅として使われたトレド郊外の家もスゴイ!

そんなこんな、でストーリー以外にも見どころが多い映画でした。

あ、もうそろそろ出勤しなければ!!
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コメント 4

もな

トリビア満載ですね。
少し元気になりましたか?
by もな (2012-06-18 09:07) 

いえろ

もなちゃん、ありがとう。一緒に悲しみを分け合う多くのお友達のお陰で、元気を取り戻しています。今朝、慌ててブログをアップしたら、ちょっと間違えていたので、修正しました(-_-;)物事は余裕をもってすべし!
by いえろ (2012-06-18 19:34) 

nanasugu

いえろさんが元気そうで嬉しいです。
よかった。
by nanasugu (2012-06-20 16:29) 

いえろ

nanaちゃん、ありがと!近いうちに、またね!
by いえろ (2012-06-20 18:11) 

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